【歩武】
「こんな夜中に、俺に何をさせるんだよ……」
【エル】
「夜中だからするのよ」
【歩武】
「おい、待ってってば……」
【エル】
「……分からないの?」
【歩武】
「いや、何となく……分かってきたけど、唐突すぎやしないか?」
【エル】
「夢なんていつもそんなものなのよ。
きっとエルは、淫夢を見せて精を啜る夢魔に違いないのよ」
【歩武】
「…………はぁ」
【エル】
「だから……ほら」
月明かりが射しこむ中、エルは制服をはだけ、未発達な胸を俺の目の前に見せた。
【エル】
「こういうことを、するの……」
【歩武】
「それはつまり、俺はここで手を出すと大変なことに……?」
エルの胸に触った途端、リリィが突入してきて首を刎ねられるとか……
【エル】
「大丈夫なのよ。歩武になら、何をされてもいいの」
【歩武】
「…………」
何というか……そう言われると、返ってすごい犯罪的な匂いがする。
さすがに、ここで手を出すのは人としてやばいんじゃなかろうか……