ETERNAL 『天空のユミナ』 http://www.eternal-will.jp/yumina/
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 神撫学園の会長直轄組織は、1名の会長、1名の副会長、1名の書記、1名の会計、その他任意数の役員から構成されます。

 会長は半期ごとに任意を定めていますが、基本的には再選の形で任期が継続し、途中で交代することはありません。学生会長が卒業などの理由で退陣せざるを得ない場合のみ、会長の権限により任意の後継星徒を指名してその地位を明け渡すことで、新たな会長が決定します。副会長以下の役職については、会長の使命によって学生の中から選出されます。これらの役職に特定の任期はなく、基本的に会長が解任するまで就任します。

 ただし例外として、任期中に会長自身の意思によって会長直轄組織が解散される場合と、一般学生から一定数以上の署名を添えた不信任案が提出された場合があります。その時点で会長は解任となり、選挙によって新たな会長を決定するのです。


 会長の選挙では、大規模な選挙戦が行われます。学園長と教員から選出された選挙管理官の手により、立候補者はトーナメント形式の対戦表に割り振られ、決選投票を繰り返して勝ち抜き戦を進めることとなります。選挙期間中はも変更され、午前中のみの短縮授業となります。平日午後の時間は、立候補者が学園内で選挙活動を行い、学生達に自らの公約や思想を訴えることとなります。

  立候補に際し、特に条件はありません。不信任案を出した学生以外にも、会長を目指す意思があれば誰でも立候補を認められるのです。また、不信任案によって解任された前会長も、他の候補者と同様に立候補が可能です。前会長が再選を果たした場合は、新たな役員を任命して新会長直轄組織を発足することとなります。


 超選挙大戦の演説は、それぞれの候補者が自分をアピールするだけでなく、特定の議題について議論するディスカッション形式で行われます。主に学園の運営にかかわる様々な問題について、選挙管理官から与えられたテーマを元に双方が自分の意見を述べ、論説を行います。有権者はその討論から各陣営の主義主張を読み取り、どちらが会長に相応しいかを見極めるのです。

  立候補者として参戦するのは、あくまで個人です。しかし選挙戦においては、立候補者を擁立する団体が、民主主義社会における選挙と同様の選挙活動を繰り広げることとなります。社会の縮図としての役割も持つこの状況の中で、学生は自らの責任を自覚し、個人としての正しい在り方を学んでいくことでしょう。


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