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〜〜『ユミナ』という企画〜〜
高瀬: それでは、開発四方山話・企画シナリオ編を開始します。
折畑: よろしくおねがいしまーす。
座敷猫: とはいえ、その最初期には、まだ直接関わってはいないような(笑)
高瀬: 確かにw
とりあえず自己紹介の企画の高瀬奈緒文です。はい。
折畑: シナリオの折畑啓助です。
座敷猫: シナリオの座敷猫です。
高瀬: とりあえず、企画の発端の時点でお二人はどう思った?
選挙するよー、的な学園モノって点で。
折畑: ヘリクツバトルがそれにプラスされるってのを聞いてたので、とりあえず普通じゃないだろうな…と
座敷猫: 昔聞いてたやつ、結局やることにしたんだなー、と。
高瀬: 冷静な反応だ!w
大体、他の人とかにプレゼンした時は、面食らった顔というか「この人、大丈夫?」って反応だったんだけどもw
座敷猫: その辺は、最初に聞いたときに、ああ、冗談だなー、と。
折畑: 普通の学園ものだったら逆に反応に困ります…
とはいえ、進めていくうちに、予想以上に話の規模が大きくなっていったわけですが
高瀬: 一番、最初の企画書から変化してない部分としては……
「留年しそうな人が選挙で勝ったら、次は宇宙選挙みたいに規模でかくなって勝つ」
座敷猫: こっちは、別々のものと思ってた企画が実は一本だった感じかなぁ。
折畑: 実際、別ゲームとしか思えませんしw
高瀬: だって、普通の選挙で勝って終わりだったら、普通じゃないか!!普通じゃないか!!
座敷猫: 宇宙選挙は普通じゃないですよ(笑)
折畑: といいつつ、学園の選挙だけなら普通なものになったかというと疑問がw
高瀬: 学園選挙と宇宙戦争は親和性高いですよ?
ほら、スター●ォーズのEPT〜Vのアミダラとか!
あれには学園の「が」の時もでないけど。
座敷猫: 髪型が不可思議になっていく……
高瀬: 学園編だけで普通だったか?と問われると多分、普通じゃなかったかも。
でも、宇宙編とかオーダクルが前提に学園設定は作られていったんだよね。
折畑: その結果が部長のVR訓練とかなわけですね
高瀬: はじめはVR訓練のダンジョンって「進む・帰る」だけって企画書に書いてあるね……
座敷猫: ああ、そういえば、企画書はそうなってたかも……
高瀬: 見た目は3Dっぽいだけど、ファミコンの「レーサー●ニ四駆」のダンジョンくらいなものだったはず。
折畑: クエストはそのころからあったんでしょうか?
高瀬: クエスト概念もなかったですな。
奥いけば、レアがゲッツできる可能性があがるけど、全滅したらオジャン程度だった。

〜〜登場キャラの傾向って?〜〜
高瀬: じゃ、ちょっとシナリオ面に話を戻そうか。
今回おっきなチャレンジとしては、学園編から宇宙編に行く時に、3つのストーリーを完全パラレル化してしまう、ってところがありました。
折畑: 宇宙での共通部分がないってことですね。
高瀬: どれも if という。
座敷猫: この規模でやるのはかなり無茶な仕様ですよね。
高瀬: うん、RPGでしてはいけないんじゃないか?と強く感じましたw
折畑: RPGは1本道のゲーム多いですからねぇ。
座敷猫: あってもイベント事の分岐で、大筋自体は変わらないっていうのが、やっぱり安定した形ですよね。
高瀬: 設定的なのもそうだし、立ち位置が変わってしまうから。
今回、自分はかなり設定というか、粗筋と方向性メインのポジションでの参加だったけども、
共通・各ルート書いてみてどうでした?
折畑: 思い返してみると、その場のノリや思いつきで書いた部分がかなり多いような…
学園編は特にそうです。
座敷猫: 間違いなくノリ重視とかの方がいい場面ではありますねぇ。
高瀬: ノリと勢いはゲームテーマでもあるしね。
折畑: 素面じゃあんな変なバトルはできませんw
座敷猫: 個別ルートに関しては、なるべく他のルート固有の事情に触れないように(笑)
折畑: 結構ざっくり分けましたからね。
高瀬: 全体を通してのテーマでいえば、親子や兄弟(姉妹)の断絶からの再生と理解たみいなのが、根底ではあるんだよね。弓那たちがアホすぎて、忘れちゃう時あるけれどw
だから親族関係のキャラがすごく多い。
座敷猫: シスコン満載ゲーの完成、と。
折畑: 親族関係コンでないのは麻衣乃くらい…
座敷猫: じみにひどい。
折畑: 書いてるうちは気付かなかったのに、振り返ると愕然とするんですよね。
黎も、月夜&陽子も、藍まで……!w
座敷猫: 那由他は那由他で、根底がちょっと歪んだマザコンスタート。
折畑: 弓那も歩武も、親の存在が性格の柱になっていて……
座敷猫: ここまで家族の存在が主要キャラの性格に影響してるゲームは少ないですよ!
高瀬: だってそれがテーマだもん!!w
弓果ですら元々そうだし、 雲母も語られてないけど、設定上はそんな感じだしね
本当に麻衣乃くらいだね、普通の娘は……あとは名前だけやたらと、出てくる保土ヶ谷くんとかw
座敷猫: 保土ヶ谷くんは普通の娘なんですか?(笑)
折畑: 娘じゃないっw
高瀬: あれは男ですw
アイツとか、なんかこっそり名前があるヤツは地味にヤバイw
座敷猫: 男でいいなら、直人も家族の影響とかそういうのなさそうじゃないですか。
高瀬: 直人もそうだね。女性陣とか以外は結構普通かも……。
でもジーダも戦災孤児だし、ファルアーはルートではフラグ炸裂だしw
座敷猫: 男は黎が一人で異常度上げすぎてる(笑)
高瀬: 黎だって、妹想いの良いお兄ちゃんですよ!
灯のために、親族から守り続けてきたんだから!!
座敷猫: うん……でもまぁ…………うん……
折畑: 藍もちょっと人より姉好きが顕著なだけですよ!
座敷猫: 藍の問題は、なんというか、広範囲にあるから(笑)
高瀬: 藍は……ね……
折畑: 青玉葱は……
座敷猫: 別に、神撫ジャーナルのせいじゃない!
と、ジャーナル担当者として釈明しておきます。
折畑: 藍は初期からいろいろ変わって、フリーダム属性に落ち着きましたからね。
高瀬: 当初の企画書では……
  「クールビューティーで戦闘能力が高いアサシン的能力を持つ。
  銀河連邦の人質的なポジションで、連邦の外交員的な立場。
  無口で無感情で、自己の幸せよりも、
  全体の幸せを優先する自己犠牲を良しとする。
  自分の意志がとても弱い」
  と、なっているよ!!!!!
座敷猫: クール……
折畑: ビューティー……
座敷猫: 後半2行と、ジャーナル後期の所業を考えると、逆に笑えますね。
高瀬: 途中までは、「……こ、こいつ、はやくなんとかしないと!」だったんだけどね。
折畑: 結局何とかすることすら諦められたキャラw
高瀬: 何とかしないことにしたら、この有り様だよ!
座敷猫: 心境としては、モテモテ●国のファーザーに対するオンナスキーに近い。
わかりやすいかどうかは別にして。
『もう、お前は自由に生きろ。だってお前の人生だから』
折畑: 藍野放し宣言w
座敷猫: ただまぁ、ヒロインなのにどう見てもネタキャラという、マニアックというか通好みな仕様なせいで、逆にコアなファンがついたようにも見えるわけで。
高瀬: 設定からキャラが自由になっていくってのも珍しい思うw
座敷猫: デザインの変遷がなかったのに、中身のえらい変わりよう。
高瀬: デザインとのギャップがおかしなことに>藍w

〜〜学園→宇宙の劇的展開〜〜
高瀬: 学園編は、結構ガチャガチャした雰囲気で、ってのは初めから決まっていたよね。
闘う相手みたいなのも、ズレがなかったというか……
座敷猫: 麻衣乃以外、我が強い連中でした。
折畑:

メインがドタバタ劇でしたし。

座敷猫: 主人公側は、動かしやすくて良い感じですよねぇ。4+2人とも、会話の中での立ち位置がはっきりしてる。
で、敵は敵で、主にコテコテの濃い連中だから、雰囲気がどうなるかというと……
折畑: 敵も味方も騒がしくなったものですw
座敷猫: ぶっちゃけ、まともに会長として活動しそうなのって、那由他か麻衣乃かって感じなのですがー。
折畑: 黎は灯の為の学園、坂上姉妹は巫女政府の設立ですからねぇ。
高瀬: 学園のためって動機はほとんどいない気もするねw
座敷猫: バッドエンドで、負けた後、10数クリック分くらいでその候補が会長になった後とか出ても面白かったかも。
折畑: なるほどー。対立候補の話をもっと見たい、って人も多いみたいですからね。
座敷猫: その候補自体の章を終えたら、出番もほぼ終わりですからねぇ……
ただまぁ、そのおかげで主人公たち4人を中心にまとまってると思うので、そこら辺は善し悪しかと思いますよ。
高瀬: 難しいところで、そうすると後半のキャラクター人数がとにかく増えて、しぼりこめなくなるところだよね。
折畑: そこも、宇宙編で割り切った部分ですから。
高瀬: 宇宙についてこさせるというアイデア自体もなくはなかったんだけども、
宇宙編のキャラ設定と関連している人たちだけに絞り込んだんだよね。
座敷猫: 全員来ると、さすがに大変ですよね……(笑)
……しまった! それなら、巫女姉妹にだけ絞っていれば……!
宇宙を駆ける巫女姉妹が見られたものを。
高瀬: それは趣味的にOK!
座敷猫: 那由他にして、銀河を駆けるお嬢さ……いや、やめよう。
折畑: 黎を連れていくと、また危険なことに。
銀河級テニスになってしまいますからw
座敷猫: 隕石降らせて恐竜だって滅ぼすね。
高瀬: 宇宙編で色味そのものを変えようってのは当初からのコンセプトだったもんね。
OPも二つ作って、と。
座敷猫: ある種、このタイプのお約束ですね。第2OP。
高瀬: それがやりたかっただけ、って説もなくもないw
今回はほら、お約束を徹底したかったし!
折畑: 熱血展開やホロリ展開も、お約束を外さず、でしょうか。
座敷猫: お約束は重要です。
高瀬: そのつもりの内容でした。だから学園→宇宙ってのも、お約束!!

〜〜明かされる部長の秘密!〜〜
高瀬: 今回は世界観よりも、キャラ重視ってのも大きなテーマだったわけで、ベース設定は別に忘れてもよくて、キャラクターにユーザーさんがのっかってくれれば。
お約束(?)の中にいる、個性的キャラクターたちを見てください、ってゲームだよね。
座敷猫: お約束の範疇からものすごい勢いで飛び去った、ピンクと青がいたような。
折畑: 底なしの馬鹿が正ヒロインというw
座敷猫: 書いてて不安になるメインヒロイン。
高瀬: 声優さんにまで心配されるエッジのきいたヒロイン・ユミナ。
座敷猫: 書いてて不安定な気分になる青い子。
折畑: むしろ不安定じゃないと藍じゃないw
座敷猫: こう、藍の世界に触れようとすると、SANチェックを必要とするみたいな。
高瀬: 折畑君以外、誰もわからない、と言わしめた藍は、すごいと思う(笑)
座敷猫: 今までも、端から見て奇行に走ってるキャラは書いてたんだけど、なにかしらそのキャラのルールによって動いてるものです。
しかし、藍には極端にそれが見えなくて、困惑したというか。唐突に挑発を始めたりして、恐ろしい(笑)
折畑: フリーダムですから!
高瀬: 藍って無口系の典型的なボケ役予定が、なんていうか能動的な飛躍ボケするからルールが見えない。あれについていけている弓那たちも恐ろしいと思う。
座敷猫: 歩武と雲母は、かなり早い段階で話半分とか聞き流すとかの技をマスターできそうだけど、弓那はなぁ(笑)
高瀬: 弓那も藍とタメはる危険分子だからなぁ〜(笑)
座敷猫: スペック高いヒロインは数あれど、弓那ほどビジュアル以外のスペックが低いヒロインは……
高瀬: バカっぽいヒロインはいっぱいいると思うけど、本当にここまで残念系なのも珍しいとは思う。
座敷猫: しかも、それがメイン中のメイン(笑)
高瀬: 最後までそれを貫いてくれたのが弓那らしいんだけどね(笑)
座敷猫: 馬鹿は直らない、と。
折畑: むしろ開き直りますもの。馬鹿でもいい!!w
座敷猫: でっかいでっかい大きな馬鹿になれ!
高瀬: 結局、最後は意地の張り合いというか、どれだけ自分の心を強く保てるかの勝負ってのが、選挙の時からテーマだからねー。一等賞になりました、と(笑)
そして歩武も、不思議なキャラになった感がある。
座敷猫: 主人公としてバランスいいんじゃないですかね。
折畑: 嫌味なやつにならないように、と気をつけましたね。
座敷猫: 思ったより自制心が強いんですよね。
高瀬: 親父に鍛えられたってのが大きいんじゃないかな?
弓那に対しては割と調子にのって攻撃するけど(笑)
折畑: 心の奥底にサドの芽がw
座敷猫: たまに目覚める。
高瀬: 那由他の時とかね(笑)。押されると弱いくせに、引くのには押していく傾向が!
座敷猫: 弱い者には強いぜ! と。
折畑: 一気に嫌味なやつにw
座敷猫: 那由他に対しては、ちょっとしたコンプレックスを感じちゃった分、意地悪になっちゃうんですよ
高瀬: 普通の男だよね、歩武は。
力はあるし、能力は高いけど、根は普通の良いヤツ。
座敷猫: 普通……ではないような(笑)
高瀬: 適応力は高いね(笑)
座敷猫: トラウマスイッチ持ってるし。
折畑: でもトラウマのおかげで能力が高いのですよ。トラウマで得たCPを他に割り振ってるのでしょうw
座敷猫: 金属アレルギーとか味覚音痴とかあると強いのか。
折畑: でも弓那は……w
座敷猫: CPをどこに使ったのかわからねぇー。
折畑: 将来設計10レベルとかw
座敷猫: まったく意味がない……!
高瀬: 人を元気にする力、ってところじゃないかね(笑)。ペット的な!!
あとメイン処だと……雲母。
座敷猫: 雲母は、ちょっぴり執念深い普通の女の子。
折畑: うんも先輩ですね
高瀬: うんも違うw
「なんで雲母(うんも)と書いて、きららなの?」って質問は本当に多かった。
座敷猫: 企画書の段階で、読みはともかく字的にどうかと思うとは言った覚えが。
高瀬: 同じ質問を、声優さん方からもされたんだよね。
座敷猫: 企画以外の共通の疑問なんじゃないですか(笑)
折畑: ひらがなだと可愛いのに、漢字だとうんもうんも呼ばれますからね。
高瀬: 設定的なのは別として、自分が小学校時代に読んだ短編か何かで、雲母と書いて「きらら」と読む女の子が出てくるのがあったんだよ。
それでいじめられたりして、「どうしてこの名前にしたの?」と母親に聞いたら、雲母という名前の石は、とても美しくて両親供に好きだったから、その名前をつけたってのがあってね。
その話をずーーーっと覚えてて、家族の断絶とか、実は両親の愛が込められた名前ってところで、前から使いたかったんだよね。
ひらがなで「きらら」だと、ただのカワイイ名前で意味がなさなくなっちゃうんだよね。
座敷猫: 元がそうだったってだけでも十分なんじゃ(笑)
高瀬: ほら、雲母がその名前を誇らしく思っているって段階で、雲母にとっては両親との間には絆があるんだよ、きっと(笑)
折畑: この裏設定が明らかになったなら、きっとみんなが部長に優しくなるはずw
座敷猫: 馬鹿にされてウザってーくらいの扱いに見えてたようなっ
高瀬: 散々言われてきただろうしね〜。
でも、そういう人だって普通にいると思うだけにね。
そんな程度、跳ね返しつつ、自分の名前にも誇りもっていて欲しい、と。
座敷猫: これから大変な人が増えていきそうな世の中だけに。
高瀬: そういう親子のメッセージが込められた名前なのですよ。雲母というのは……
特に説明する必要もないから、本編では由来は一切ふれてないけど(笑)
座敷猫: 親出ませんしねー。生きてるかすら。
折畑: 世代が広がり過ぎてしまいますしw
高瀬: 雲母の設定は、弓果の物語のほうって感じだけに、弓那の物語では特に出てこないし、必要もないんだよね〜。
設定はされているけど、特に使う必要はない、という。
雲母は性格と外見と声と設定、すべてがスパッとリンクしていったキャラだった。
座敷猫: 機会があれば、昔の雲母とか出せると衝撃的ですよね。
高瀬: そうだね〜。想像を絶することに。
本編では、雲母は基本的に弱点なしのキャラだけに……
しいて言えば、天敵は藍?(笑)
座敷猫: 計算通じないしなぁ
高瀬: 麻雀でいつも負けているし……
折畑: いくら制裁を加えても懲りないという。
高瀬: ただジャーナルもそうだけど、雲母がいなかったら、論説部はもうまとまらないよね(笑)
座敷猫: 無理矢理にでも方向性を付けないと
大変なことに(笑)
折畑: ボケと突っ込みのバランスが崩壊しますしw
座敷猫: ボケと食料に埋め尽くされる。
折畑: そう考えると、やはり4人のバランスが重要なのですよね。
高瀬: 四人いないと成立しないとは思う。
ジャーナル聞いてても。
座敷猫: 4人というのは、グダグダするには良いバランスなんですよ。
折畑: 1世代前も4人のチームですからw
座敷猫: 雲母はガ●フ兼ク●ルか……
折畑: 確かに両方に参加しているw
座敷猫: 歩武も父親が先代にちゃんといるのでセーフ。
高瀬: 先代パーティは、弓果がツッコミだったんだろうなぁ〜
座敷猫: どうかなぁ。ALLボケという地獄のようなパーティーという可能性も。
折畑: 武人ボケ←弓果ノリ←2人ツッコミな気も。
高瀬: カラレスは冷静ボケと冷静ツッコミができる!
雲母は?(笑)
座敷猫: 気質的にはツッコミであるものの、麻衣乃よりもさらに気弱で、あまり口にできなかったとか。
高瀬: かわいいなぁ〜
座敷猫: 萌えキャラですよ。
折畑: 言いたいことが言えない無口系w
高瀬: 萌えキャラだ。天空のユミナにはいないタイプの萌えキャラ、過去雲母。
座敷猫: 「ぁ……」とか「……えっと」とか、そういうセリフばかり増えていく子ですよ!
高瀬: ペットポジションだね。きっと、この時のエンドオブデスペラードは弱いに違いない。
座敷猫: 傘で隠れるのが主。まぁ、ダメージソースには事欠かないだろうし。
折畑: 他が自己主張強すぎですw
高瀬: 弓果と武人がひたすら漫才して、雲母が微笑んだりオロオロしたりして、カラレスが呆れるみたいな?
座敷猫: カラレスに何度も「変わったな、お前は」と言われる武人さん。
カラレスも十二分に変わった人ではあるけど。

〜〜宇宙編の個別シナリオ〜〜
高瀬: このあたりもネタバレ全開になっちゃうけども。
座敷猫: 最初に注意書きが必要ですねぇ。
高瀬: 弓那ルートと藍ルートは折畑君、雲母ルートは座敷猫君となっているよね
あとは細かく色々と、手分けしているけど(笑)
折畑: はいなー
座敷猫: 色々ありました……本当に……
折畑: 共通ルートが学園にしかない分、展開も違いますからね
全部読むと色々分かるハードゲーマー仕様w
座敷猫: しかし展開が違うというか、実は宇宙に上がった直後の、敵の状況も違うという(笑)
高瀬: 今回の試みとしては、周回プレイを前提に……ってのが大きく、かつ面倒さが半端ないことを思い知ることに(笑)
同じ状況だったり展開だったりしたら、一本道に対しての分岐とそんなに変わらないだけに。
座敷猫: その結果が、ボスとかいろいろ違うという現状。
高瀬: パラメータも地獄なことに……。
そしてオーダクルサイドは直列で続くサイドストーリー付き。
座敷猫: よくわかんないところまで攻めてますよね。
高瀬: 実のところはオーダクルの世界設定のほうが先にあったんだよね。
企画通ったのはユミナで、元々クロスオーバー前提。キャラクター的には生まれたのはベリダディアのほうが先という……
座敷猫: 色と剣振り回す女の子ってことで納得ではあります。
高瀬: 大好きだから! 剣を振り回す女の子が!
折畑: ベリダディアは…高瀬さんの好みがダイレクトに、って感じがしますw
座敷猫: ダイレクトですねぇ。
高瀬: ユプシラとベリダディアはダイレクツw

〜〜そしてヒロイン語りへ〜〜
高瀬: 弓那ルートは、ほぼ全員生き残りルートって感じだよね。
折畑: えぇ、リシェイン以外は! カラレスもいい人で締めますし。
高瀬: 弓那ルートは、完全に弓那と取り巻く設定関係に終始しているから。
折畑: 見せ場をとにかく弓那に持ってきてますね。
高瀬: 弓那って女の子が、どうして産まれて、どうして現在のような人格になって、どうして現在の状況におかれているのか? それでどういう結論を導き出すのか?
この部分だけのストーリーが弓那ルートだよね。
折畑: そして最後はワガママで締めます。
高瀬: 理屈が通じないのは弓那だけだからねw
本当はあの啖呵って、主人公が叫ぶべき気がするけど、弓那なんだよね。
折畑: そこも、ヒロインらしさから早々にスピンアウトしている弓那らしいかとw
高瀬: 弓那が主役で、歩武は騎士
ここはブレなかったね。
座敷猫: 最初はダメだけど、成長してみんなを引っ張る存在になるっていうのは主人公ならではですよね(笑)
折畑: 弓那が主人公のラノベ、ってイメージでしょうか。
高瀬: 当初のコンセプトからしてもそうだね
第一、留年するから立候補するって段階で、もう主軸が(笑)
座敷猫: ダメな子。
高瀬: このゲームって弓那がかわいいと思えない時点でアウトな仕様だよね。保険がない!!
折畑: 雲母がいれば戦えます!
座敷猫: いやぁ、弓那がアウトだと厳しいんじゃないかなぁ(笑)
それもあるから、一番最初の麻衣乃戦でお人好しっぷりが出てくるのがいいと思うんですよね
高瀬: 基本的に、残念だけど、ものすごく良い娘だからねー
きっと普通に彼女にしたいタイプじゃないかしら、苦労はあるだろうけどw
折畑: 嫌われやすいけど、愛されやすくもあるキャラでしょうか。
座敷猫: え、彼女にするのは……ちょっと。
高瀬: あれ?w
座敷猫: 直人ポジションから見ていたい。
折畑: 友人にしたいけど恋人として顔つき合わせるのはちょっと……系ヒロインw
高瀬: えー、絶対にかわいいってw
折畑君は、やはり藍だから、まあそこは仕方ないとして。
折畑: 発売後の人気投票が気になるものです。
座敷猫: かわいい<大変。
高瀬: お嫁さん候補っぽい灯には、もれなく黎がついてくるからね!
座敷猫: 灯は良い娘なのに……
折畑: そもそも黎は自分の心配しなくていいのかというw
高瀬: 黎はほら、FCあるしw
座敷猫: ルックス良し、運動神経良し、家金持ち。
…………ねぇ?
折畑: まともな人、ただし妹関連で暴走すると犯罪者レベル。
高瀬: 危ないからねw
座敷猫: きっと、黎のことが大好きな従姉妹(暴走したら殴って止めるタイプ)とかいますよ。
そういう人でもないと、黎を受け止めるのは難しい(笑)
折畑: 何というハーレム系w
高瀬: ああー、なんかお嬢様でいそうだなぁw
座敷猫: 黎の妄言を「はいはい」で流せるタイプの人が、きっと!
高瀬: 灯に対しての暴走を止められる娘がきっと!
折畑: でもって心の奥底ではデレたい娘がきっと!
高瀬: いいなぁ〜。そうしたら灯をお嫁さんにしよう。
座敷猫: とりあえず、陽子様を眺めていれば満足できそうです。
高瀬: 嫁話になるとキリがないw
雲母ルートについて語ろうか。
折畑: 熱い展開です。
高瀬: 雲母は元々、弓那ルートと対極にしよう、ってコンセプトは決まっていたよね。
座敷猫: 未来志向な弓那なので、雲母は過去を引きずる子に……弓那のせいだ!!
折畑: 弓那は前しか見ない娘ですしw
境遇的に、雲母は昔の想い出を特に大事にする傾向がありますから。
高瀬: その後の雲母の事も考えるとね。責任感も強いだけに。
座敷猫: 多分、作中で最も嘘をつくキャラでもありますね(笑)
折畑: その分歩武とフラグ立てた時のギャップがw
座敷猫: 歩武とのは、あれですよ。
追い払ってもじゃれついてくる犬にほだされた感じ。
折畑: いつの間にか犬をもふもふするのに病みつきになってしまう感じw
高瀬: 最終的に歩武なしでは生きていけないクラスにw
座敷猫: 本来の雲母も、キャラとしては犬属性ですしね。
そういう意味では、最初から相性は悪くないという(笑)
高瀬: 弓那は猫?
折畑: 難しいですね
うっとうしいくらいにやかましいけど、元気のない時は励まされることもある系統の動物。
座敷猫: 藍は齧歯類的な。
食べ物連想しか浮かばない!!>藍
折畑: ほお袋に常時食べ物を詰め込んでいそうなw
座敷猫: 冬に備えて食べ物を隠して、隠して、隠して、たまにそのまま忘れる。
折畑: そして春になればその食べ物が苗床となり、芽生える木々はより多くの実りを……
座敷猫: あとはまぁ、食べ物があればすっげー幸せそうに見える気がするんですよね。齧歯類。
折畑: 灰かぶりPVとかですねw
座敷猫: あのPVは素晴らしい。
高瀬: 藍はこもわたさんの武器デザインが決まる前の、テストSDで団子とかラーメンもっていたあたりから、変わっていった感があるw
折畑: あの時点で食べ物ネタが確定してましたね。
高瀬: 藍ルートはアルゴダ関係の部分の世界を見せるのと、藍という人物を見せるのに終始するルートだったね。
折畑: ルートの全ては『Hシーンすらネタにする藍』への前振りですw
座敷猫: ひどいぶっちゃけが!
高瀬: 藍は壮大なネタキャラになってしまった!
ディーレは出来の良い宝塚の花形。妹の藍は宝塚に行くつもりが、芸人に。
座敷猫: Hシーンをネタにするのはサブキャラの仕事だと思ってたのに!
折畑: それは那由他のことですかッ
座敷猫: あのシーンのために、四章のプロットは切られたといって差し支えないです。
高瀬: 那由他のアブソリュートホライゾンは、もう最初期から決まっていたもんね。
ただあのシーンが、西洋式とかの展開になるとは思ってなかったけどw
座敷猫: 那由他は負けず嫌いというか、弱点・欠点を見せるのが嫌いなんですよ。
完璧でいなければならないと自分に課しているだけに、世の中で知らないことがあってはならないのです。
高瀬: 完全に思いこみなことを思い知らされるというw
折畑: それに乗ってあげる歩武は優しいのかそれとも鬼畜なのかw
高瀬: うん、あの時は鬼畜だね!
座敷猫: 適当にカマをかけて、どういったものか予想して……嘘をついて……その嘘がばれないように嘘を固めて……
那由他にとって誤算だったのは、初手で嘘がばれてたことですかね。
高瀬: 完全に間違っていたからなぁw
座敷猫: あのシーンの大元は、『たしなむ程度』って表現で、なにが一番面白いかなーって昔考えたヤツで、お嬢様キャラ書く機会があったら、いつか入れようと思ってたやつです(笑)
折畑: そして那由他が犠牲にw
高瀬: 那由他は本当にこれで終わりは惜しいよね。
折畑: やはり那由他シナリオが……
高瀬: なのかなぁ〜w
そして藍は、これからもハングリーなキャラとしてがんばって欲しい!
座敷猫: ハラペコキャラか……
高瀬: 人気のねw



※ 雲母部長のメッセージ ※
本日公開分の開発四方山話は、以上だ。
次の機会には、ここであまり語られなかったキャラや、システム面などについての話にも、踏み込んでいくだろう。
はっきりとした予定を出すことはできないが、楽しみに待っていてくれ。
(C) WillPlus/ETERNAL All rights reserved