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歩武:ぐぐぐ……今日もまた寝不足だ……
弓那:今度は何だっていうのよ。
藍:まさか、私の情熱的かつ魅力に溢れたHシーンにのめり込んでしまった?
歩武:たまってたクエスト片付けようと思ったんだけど、なかなか目当ての物が出てこなくてさ。終わらせるまで寝ないと思ってたら……
弓那:変なところで頑固なのね。ネトゲじゃないんだから、眠くなったら寝ればいいのに。
歩武:いや、ネトゲだったら寝ちゃダメってこともないと思うぞ。
雲母:とにかく、しゃっきりしろ。今日は告知があるんだからな。
弓那:あ、またなにかやるの?
雲母:うむ……題目は、以下の通りだ!



歩武:おぉ〜! すごいゲームっぽい!
藍:今度こそ私が輝ける舞台が!?
弓那:SSって、どういうこと?
藍:ショートストーリーの略。つまり、最大ダメージをたたき出すまでの苦闘の歴史、試行錯誤の数々をプロジェクト×風に語ってみなさい、という指令。
雲母:勝手に変な方向に盛り上げるな。スクリーンショットの略に決まっているだろう。
弓那:じゃあ、戦闘やってたらこの瞬間に、雲母の下着を激写しちゃった!とか?
雲母:社会ダメージを与えてどうする! 普通にゲームのシステム上でダメージを出せと言っているんだ!
歩武:ユミナの戦闘でできる限り高いダメージを出して、それをSSに撮って投稿するってことだよな。
雲母:うむ。企画の詳細や応募形式等については、次報を待っていてほしい。
歩武:じゃあそれまでは、最大ダメージの研究を自力で進めるかな。
弓那:そうね。ダメージを与えやすい敵を探したり、ひたすら修行と装備探しに励んだり……
歩武:ゲームのことになると、弓那っていきなりやる気出すなぁ……
弓那:だって、テスト勉強よりは大変じゃないし。やる気は十分よ!
藍:『そんなこと、できるはずがない』……黒河部長は、御木津の提案を一蹴した。しかし、御木津は諦めなかった。『前例がないなら、作ればいい』……連日連夜の解析が、始まった……と。
歩武:部長。思いっきり方向を間違えてるのがいるんだけど。
雲母:馬鹿は放っておけ。

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